新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に位置付けられましたが、事態はまだまだ油断ならない状況が続いていますね。

　透析室では、日常的に人同士の接触が発生するため、空気清浄機やサーキュレーターを使用することで、感染対策を行っています。また、患者様更衣室や階段手すり、エレベーター内の環境整備も行っています。その様な状況の中で、患者様やスタッフとコミュニケーションを取り合いながら、毎日血液透析治療を行っています。

　コミュニケーションとは、社会生活を営む人間が、互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと、また、意思の疎通、心の通い合いという意味で使われるそうです(参考：Google辞書)

　患者様とのコミュニケーションはもちろんですが、スタッフ間においては、ルーティンとして業務開始前と終了前にカンファレンスを行っています。また、患者様の日常生活や病状も含めて最適な透析条件を医師、看護師、臨床工学技士が一緒に話し合いを行い、半年に一回透析効率を算出し、透析条件を検討しています。

　人が発する言葉や受け取り方は多種多様であり、私自身他社に自分の思いを伝えることが苦手なのでいつも苦労しています。どうにもできなくなってしまった時は、ランチに行ったり山登りに行ったりした時に相談させてもらったり、たくさん笑ってリフレッシュしたりしています。

　ある時、珍しい紅茶を頂きました。甘味料が入っていないのに甘いはちみつの味がする紅茶でした。それ以来紅茶にハマってしまって、色々な紅茶やお茶を買って試しています。最近買い物へ出掛けた時に、賞味期限が近いため値段が半額になっている「玉ねぎの皮茶」という紅茶を見つけました。1袋に30パックも入っていますしとっても悩みましたが、私のドケチ根性が勝って購入しました。お店のおすすめはコンソメスープでしたが、2～3回作ると飽きてしまいました。スープ系は冷凍できないですし、まだまだ残っていて賞味期限が近いですし、結局困っていました。そんな時ふと思い立って炒め料理に直接振りかけてみたら結構おいしくできました。思わぬ発見があって、またやる気が出てきました(笑)。他にも良い方法があれば、ぜひ教えて下さい。

　　血液透析治療を受けられる患者様にとっては、来院されるだけでも苦痛で大変なことであると思います。そんな状況の中でも少しでも患者様のお役に立てるようなコミュニケーションを目指して精励していきたいと思います。

臨床工学技士　松本　亜佐美