今年は、寒波の襲来で寒い冬となりましたが、体調は大丈夫でしょうか。寒波ということで、大雪の映像をよく目にしましたが、これも実は温暖化の影響だそうです。

　現在、日本の透析患者数は約34万人になります。患者数、人口比ともに世界第3位の透析大国です。それに伴い多くの学会、研究会が開催されています。私自身も、様々な学会に参加しましたが、そのなかで今でもとても心に残る学会があります。それは、2023年の日本在宅血液透析学会・長時間透析研究会です。ここで、患者さん自身がどのような思いで現在の透析医療に至ったかを発表する場がありました。想像以上にその思いは強く、皆が前向きでした。透析のための人生ではなく、生きがいのためにどう透析をすれば良いか自分自身が全力で向き合っていました。34万人の透析患者さんには、34万人の思いがあるはずです。その思いに少しでも寄り添って、当院でもできる透析を考えていければと思っています。

　生きがいというと大げさですが、キャンプによく出かけます。キャンプは、楽しいのですが、実際はとても大変です。増え続けるキャンプ道具を車にパズルのように積み込むところから、設営して、撤収して、また積み込んで、家に収納します。先日家族から「なんでわざわざ頑張って外で寝なあかんの？」と言われました。そんな小言に負けず、これからも頑張ってキャンプに行ってきます！

臨床工学技士　　藤本和仁